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2018(H30)年度 岐阜県公立高校入試・解説

佐鳴予備校様のサイトで公開されている。

問題 https://www.sanaru-net.com/contents/nyushi_sokuhou/2018/gifu_math_q.pdf

解答 https://www.sanaru-net.com/contents/nyushi_sokuhou/2018/gifu_math_a.pdf

 

 

大問1

よくある小問集合。(5)は直径に対する円周角が90°であることを思い出そう。

 

大問2

ヒストグラムの問題。中央値、相対度数の意味を思い出しておこう。(3)でつまずく子がいそう。

 

(1)

 各階級の度数をしらべて合計する。

 2+7+3+4+5+4+3+2=30

(2)

 30人いるから、15位と16位を探す

 両方3冊のところにいる。よって3冊。

(3)

 1年1組の生徒で3冊以上読んだ生徒数は

  4+5+4+3+2=18

 相対度数は

  =18÷30=0.6

 中学校全体で3冊以上読んだ生徒の相対度数も0.6 なので

  200×0.6=120

 

大問3

 料金関係のよくある問題。(3)の問題がいきなり出てきても解けるようにしておこう。

 

(1) 

 10円の値下げをしている。

  1円で4個多く売れる

  10円で40個多く売れる。

 よって、110円では280個売れる。

  110×280=30800

(2)

  1円で4個多く売れる

  x 円で 4x 多く売れる。

よって、

  240+4x

(3)

 そのまま売ると

  売上は 120×240=28800

 x 円値下げすると

  売価 120-x 円 売上個数 240+4x

  売上は (120-x)(240+4x)

 よって、

  (120-x)(240+4x)=28800+3600

  (120-x)(240+4x)= 32400

 これを解いて

  x=30

 よって、1個90円で売ればよい。

 

大問4

一次関数の問題。(2)が難しく感じるのかもしれない。(1)で書いたグラフと、Bのグラフが交わるところでAとBは追いついている。交点を求めるために、Bのグラフの式を求めよう。

 

(2)ア

 Bは、2秒後(x=2)に出発し、8分後(x=10)に追いついた。

 (1)から、x=10のとき、y=1200であるから

 Bは8分で1200mすすんだことになる。

 よって、Bの速さは

  1200÷8=150 m/分

 聞かれているのは、BがAとすれ違ったあと

 すなわち、Bが速度をあげたあとなので

  150+10=160 m/分

 

(2)イ

 Bさんは、分速150mで1200m進んだあと、

 分速160mで残りの1400-1200=200 m進み公園についた

 その後公園で折り返し、学校へ向かって進んだ

f:id:keimathchem:20190217165839p:plain

  分速160mで200m進むのには

   200÷160=\frac{5}{4} 分かかる。

  よって、緑のグラフ

   傾き -160(\frac{45}{4},1400)を通る

  その式は

   y=-160x+3200

 よって、緑とAさんのグラフの交点は

  -100x+2200=-160x+3200

   x=\frac{1000}{60}

   x=16\frac{40}{60}

 よって、16分40秒後

 

大問5

   ①図は書き直す ②前半の問題の利用

この2点を心に留めておく。(1)は教科書の例題レベルの証明。角度の扱いでつまずくかもしれないが、入試レベルではこのタイプの証明はサラッとできてほしい。(2)以降ではAB=ACとなるため、与えられた図を自分で書き直す必要がある。すると、ADとBCが垂直であることに気がつくだろう。(2)アでは△BDGについて考えれば解ける(2)イでは前問の△ADC≡△BECを利用すれば、BE=ADなので、BEの長さが求められる。後は、BFの長さを求めて、EF=BE-BFとすればよい。BFを求める過程で(2)アを利用する。

 

(2)ア

 図を書き直すと以下のようになる

f:id:keimathchem:20190217165537p:plain

△BDG1:2:\sqrt3 の直角三角形だから

 DG=3\sqrt3

 

(2)イ

 △ABGにおいて

  AB^2=AG^2+BG^2

  AG=\sqrt7

よって、

 AD=DG+AG=3\sqrt3+\sqrt7

(1)より△ADC≡△BECなので

 BE=AD=3\sqrt3+\sqrt7

 

あとは、BFを求めればよい。

△BGF∽△DGCを利用する。

f:id:keimathchem:20190217171335p:plain

(1)より△ADC≡△BECなので

 ∠FBG=∠CDG

また、

 ∠BGF=∠DGC=90°

よって、△BGF∽△DGC

 BG:DG=BF:DC

 3:3\sqrt3=BF:6

  BF=2\sqrt3

以上より

 EF=BE-BF

 EF=3\sqrt3+\sqrt7-2\sqrt3

 EF=\sqrt3+\sqrt7

 

大問6

(1)ウ以降で詰まったかもしれない。なお(2)は(1)の方法を利用せずとも

 1×1~9×9までの和:=(1+2+・・・+8+9)^2

とすれば求められる

 

(1)ウ以降

表2 2段目で考える。

列と掛ける数を比べると

 2段1列 2×4

 2段2列 2×3

 2段3列 2×2

 2段4列 2×1

2段b列だと2:×(5-b)

よって、ウ a(5-b)

同様に考えれば エ (5-a)b

 

合計は

 ab+a(5-b)+b(5-a)+(5-b)(5-a)

これを計算すればよい

 オ 25

 

25×16は、表2表5までの数字の和だから

表2だけ求めるには

 \frac{25×16}{4}

とすればよい。

 カ 4

 

(2)

 表1から同じルールで表3', 表4',表5'を作る

a段b列目にある数字は

 表1 ab

 表3' a(10-b)

 表4' (10-a)b

 表5’(10-b)(10-a)

これらの和は

 ab+a(10-b)+(10-a)b+(10-b)(10-a)

  =100

よって、表1の合計は

 \frac{100×81}{4}=2025